株式会社ウィンテック
 [ Q&A ]
■MX-6000CTIアダプター
  MX-6000-4C CTIアダプター
■HA-100U



 
MX−6000/MX−6000-4C
CTIアダプターに関するご質問


■CTIシステムに関する質問
●共 通
  Q1. MX−6000の故障等において電源断とした場合、電話設備への影響は?
  Q2. 製品に添付されているUSBケーブル(1.8m)が短いので、市販品を使用しても問題ありませんか?
  Q3. PBXとCTIを運用する部署が離れています。どのような配線をするば良いでしょうか?
  Q4. PBX/主装置内線からの外線発信先の電話番号が取得できますか?
  Q5. ひかり電話を利用してますが設置できますか?

●アナログ回線
  Q1. PBXが既にナンバーディスプレイ対応となっていますが、発信者番号を取得できますか?
  Q2. PBXがPBダイヤルインとなっていますが発信者番号を取得できますか?

●INS64回線
  Q1. NTTとの契約で必要な項目があれば教えて下さい。
  Q2. S/T接続ケーブルは、一般のLANケーブルでも良いですか?
  Q3. 主装置がDSU内蔵となっていますが使用できますか?


ハードウェアに関する質問
  Q1. USB2.0デバイスとしてPCに認識されません。
  Q2. 1台のPCに複数のMX−6000−4Cを接続出来ますか?
  Q3. INS64S/Tボードでの「終端DIPスイッチ」はどのような場合使用するのですか?
  Q4. MX−6000−4Cに機能制限はありますか?
  Q5. MX−6000を縦置きにしても問題ありませんか?
  Q6. 落雷による故障対策として市販の雷ガードは効果がありますか?


■音声自動応答に関する質問
  Q1. 自動応答モードに設定していますが着信後直ぐに切断されてしまいます。
  Q2. PC制御による自動応答に設定していますが、MX−6000CTIアダプターが着信しません。
  Q3. PC制御の自動応答で相手が切断したにも係わらずオフフックのままになっています。
  Q4. 携帯電話への自動発信で、リングバックトーンの前の「プッ、プッ」音による誤動作はありませんか?
  Q5. 音声再生中のDTMF信号が検出出来ない場合があります。
  Q6. MX−6000CTIアダプター内部固定メッセージ音声の録音・登録方法は?
  Q7. ガイダンス音声の作成を依頼できますか?


■アプリケーション開発に関する質問
  Q1. MX-6000CTIアダプターを制御するために必要なパソコンのスペックを教えて下さい。
  Q2. ソフトウェア開発キット(SDK)に対応しているプログラム開発環境を教えて下さい。
  Q3. 作成するアプリケーションからはどのような手法でMXを制御するのですか?
  Q4. MX-6000から通知される発信者番号や着信等の情報を、アプリケーション側で取得する方法は?
  Q5. 音声再生/録音は、アプリケーションからどのように操作するのですか?


■販売・契約・権利・アフター
  Q1. 開発キットを使用して開発したアプリケーションを販売する時、ライセンス料が必要でしょうか?
  Q2. ソフトウェアに関するサポート契約などはありますか?
  Q3. 故障時のアフターサービス体制を教えてください。
  Q4. 設置工事の依頼はできるのでしょうか?





■CTIシステムに関する質問
●共 通
 Q1 MX−6000の故障等において電源断とした場合、電話設備への影響は?

 A1

 MX−6000CTIアダプター電源断とした場合、局線と端末(PBX、主装置)とはスルー状態となりますが、動作モードにより状況は異なります。

(1)スルーモニタモードでの運用(INS64、アナログ)
 スルーモニターモードで発信者電話番号等の情報取得および通話録音を行っている場合には、電話設備への影響はありません。
通話中にMX−6000CTIアダプター電源断としても、通話は継続されます。

(2)アダプターモードでの運用(アナログ)
 アナログ回線においてPBXがナンバ−ディスプレイに対応しておらず、アダプターがナンバーディスプレイのシーケンスを代行している場合には、全ての信号がPBXに流れますので注意が必要です。
 最初の呼びに対して6秒以内に応答した場合は、
 ・7秒以内に受話器を置けば(オンフック)正規な「呼び」が来ますので、再度受話器をあげれば
  通話出来ます。
 ・そのまま受話器を上げっぱなしであれば、7秒後に発信者に相手話中が通知されます。
 
 最初の呼びに6秒間応答しなかった場合には、正規の呼びに切替わります。

(3)擬似スルーモードでの運用(INS64)
 着信毎の回線接続制御を行う場合では、
 ・待機中、通話中は問題無く電話業務は継続されます。
 ・呼設定による着信制御中の電源断は、NTTからの再送により時間遅れで復旧します。

 Dch情報の書換えを行う場合には、書換える内容により異なります。
 ダイヤルイン契約無しで、MX−6000CTIアダプターより「着番号」を追加するシステムでは、
 PBX側に着番号が通知されなくなりますので、着番号が無い時の処理をPBX側で考慮するか、
 MX−6000CTIアダプターの予備機を準備する必要があります。





 Q2 製品に添付されているUSBケーブル(1.8m)が短いので、市販品を使用しても問題ありませんか?

 A2

市販品を使用しても問題ありませんが、USB1.1フルスピード用またはUSB2.0用でシールドがしっかりしているケーブルを選択して下さい。
ケーブル長はUSB規格の最大長が5mとなっていますが、余裕を持たせずに可能な限り短いケーブルとして下さい。





 Q3 PBXとCTIを運用する部署が離れています。どのような配線をするば良いでしょうか?

 A3

以下の方法が考えられます。
(1)MX−6000をCTIを行う部屋に設置し、回線を延長する。
(2)MX−6000とPCをPBXの近くに設置し、LANまたは無線LAN等で接続する。
一般的には、PBXを設置している部屋の環境は良くありませんので、(1)の方法が現実的です。





 Q4 PBX/主装置内線からの外線発信先の電話番号が取得できますか?

 A4

アナログ、INS64ともに外線発信による相手番号を取得する事が可能です。
発信先電話だけでなく、呼出中、通話開始および終了等の通信状態も取得する事ができます。
但し、出荷時設定では発信に関する情報取得は「使用しない」設定となっていますので、必要な場合は、パラメータ設定ユーティリティにて「使用する」設定に変更して下さい。




 Q5 ひかり電話を利用してますが設置できますか?

 A5

 IP−PBXへ直収されている場合はご利用いただくはできません。
必ずVoIPゲートウェイ(OGシリーズ等)により、アナログ、INS64S/TまたはINS1500に変換して下さい。

「注意」
 IP電話のVoIPゲートウェイ(INS64変換)の仕様として、インターフェイス形態がP−MPであっても接続可能端末数を「1台」に限定している製品が有ります。
 CTIでの番号情報取得、通話開始・終了等の通信情報取得、および通話録音ではMX−6000は
ISDN端末として動作しませんので設置可能です。
 MX−6000による着信拒否、自動応答機能を使用する場合には、ISDN端末として動作しますので注意が必要です。




●アナログ回線
 Q1 PBXが既にナンバーディスプレイ対応となっていますが、発信者番号を取得できますか?

 A1

可能です。
局線−PBX間スルー状態のまま、モデム信号の受信を行うことが出来ます。
本構成の場合、アダプタートラブル時においても電話業務が継続されますので、一番信頼性の高い構成と言えます。
パラメータを変更する必要があります。





 Q2 PBXがPBダイヤルインとなっていますが発信者番号を取得できますか?

 A2

まず、ナンバーディスプレイは、PBダイヤルインとの併用契約は出来ませんので、モデムダイヤルイン契約に変更する必要があります。
しかし、モデムダイヤルインに変更されると、既設のPBXが動作しなくなりますので、PBXもモデムダイヤルイン対応に変更する必要があります。
上記変更が可能であれば、ダイヤルイン回線であっても発信者番号を取得することが可能となります。





●INS64回線
 Q1 NTTとの契約で必要な項目があれば教えて下さい。

 A1

INS64では以下の回線契約項目があります。
 (1)インターフェース形態 : 「P−P」または「P−MP」
 (2)レイヤ1起動種別 : 「常時起動」「呼毎起動」

インターフェース形態は、アプリケーションの内容により決定されます。
発信者番号等の情報取得のみであれば、「P−P」「P−MP」のどちらでも動作します。
着信毎の回線制御を行う、音声自動応答機能を使用するなど、端末として動作する場合には必ず
「P−MP」の契約をして下さい。

レイヤ1起動種別は、どちらの契約であっても動作しますが、「呼毎起動」契約の場合は、回線切断毎にINS64局線ボードの動作表示LEDが「赤点灯(異常表示)*1」となる場合が有りますので、特に制約がなければ「常時接続」を推奨します。
*1.PBX・主装置がレイヤ2を切断する場合に「赤点灯」となります。
    MX−6000が「着信接続制御」「自動応答する」動作の場合は「赤点灯」となりません。





 Q2 S/T接続ケーブルは、一般のLANケーブルでも良いですか?

 A2

LANケーブルを使用される場合は必ず「INS64対応品」と明記されているケーブルをご使用願います。





 Q3 主装置がDSU内蔵となっていますが使用できますか?

 A3

使用できます。
INS64対応の回線ボード(INS64ST/Uボード)は、DSU内蔵PBXへの接続を可能にするU点インタ
ーフェースと、DSU外付け環境におけるS/T点インターフェースの両方をサポートします。
 *1枚の回線ボード内でU点接続とS/T点接続の混合は出来ません。
 *接続形態の詳細につきましては「設置構成例」を参照願います。





■ハードウェアに関する質問

 Q1 USB2.0デバイスとしてPCに認識されません。

 A1

MX−6000は、2007年2月よりUSB2.0対応となっていますが、それ以前はUSB1.1専用となっています。
USB2.0対応版も本体CPUボード背面のDIPスイッチにより、従来互換のUSB1.1専用、USB
2.0対応を切替える仕様になっていますのでご確認願います。

*USB2.0対応版は、本体CPUボード背面パネル左側に「TV」と印刷されています。
*USB2.0対応版の場合、DIPスイッチの「7」「8」がONの時、USB2.0として動作します。





 Q2 1台のPCに複数のMX−6000−4Cを接続出来ますか?

 A2

MX−6000−4Cは、1つのPCに1台のみ接続可能となっております。
将来、4回線を超える可能性が有る場合には、MX−600CTIアダプターを選択願います。





 Q3 INS64S/Tボードでの「終端DIPスイッチ」はどのよう場合使用するのですか?

 A3

MX−6000CTIアダプターは一般的なINS64端末における終端抵抗の扱いとは異なります。
(1)スルーモニターモードでの運用
発信者番号および回線状態の取得等、スルーモニターモードで運用されている場合には、一般の
INS64端末の終端と同じ取扱いになります。
DSUより一番離れている端末のみ終端をONにします。

(2)擬似スルーモード、自動応答モードでの運用
後位端末の終端の有無に関係無く、INS64ボードの「終端スイッチON」として下さい。





 Q4 MX−6000−4Cに機能制限はありますか?

 A4

以下の制限があります。

1)最大4回線(4ch)です。 回線を増設する事が出来ません。
2)INS1500およびアナログ内線ボードはサポートされておりません。

その他機能はMX−6000CTIアダプターと同一です。
*本体CPUボード、回線ボードはMX−6000CTIアダプターと同一品です。





 Q5 MX−6000を縦置きにしても問題ありませんか?

 A5

縦置きしていただいても問題ありません。
但し、必ずファンが上になるようにして下さい。
また、縦置き用のスタンドは有りませんので、転倒防止策をお願いいたします。





 Q6 落雷による故障対策として市販の雷ガードは効果がありますか?

 A6

100%保護できる訳ではありませんが、効果は期待出来ます。
但し、PBX・主装置は、通常アースに接続されていますので、MX−6000および雷ガードもアース接続する必要があります。
よって、アース端子付の雷ガードを選択して下さい。
また、落雷によるサージは電話回線だけで無く、AC100V電源ラインからも混入しますので、電源ラインも対策する必要があります。
*MX−6000とUSB接続されていますPCのAC100V電源ラインも対策願います。
*回線種別(アナログ回線、ISDN回線)対応した雷ガードを選択して下さい。

弊社では、下記会社様の雷ガードを推奨しております。

 ・株式会社日辰電機製作所
  http://www.nisshin-electric.com/index.html

 詳細は、上記会社様にご相談願います。




■音声自動応答に関する質問

 Q1 自動応答モードに設定していますが着信後直ぐに切断されてしまいます。

 A1

MX−6000CTIアダプターの自動応答は、MX−6000内部に登録された音声を指定回数再生する「パラメータ動作」と、音声再生・録音、PB検出等をPCから制御する「PC制御」モードがあり、出荷時設定は「パラメータ動作」となっています。
パラメータ動作では、音声データ作成ユーティリティ[WM6Wave.exe]による内部固定音声の登録後、パラメータ設定にて再生する内部音声番号を指定する必要があります。
出荷時設定では、音声番号が指定されていませんので着信後直ぐに切断されてしまいます。

PC制御で自動応答する場合には、パラメータ設定ユーティリティにより[Ch別設定][IVR共通][自動応答動作]設定を「PC制御動作」として下さい。





 Q2 PC制御による自動応答に設定していますがMX−6000CTIアダプターが着信しません。

 A2

PC制御における自動応答では、アプリケーションから「着信監視」を実行する必要があります。
MX−6000CTIアダプターは、この「着信監視」が来るまではパラメータ「着信監視OFF」の設定内容に従います。
設定内容は、「呼び放し」「話中にする」「固定音声による自動応答」で初期値は「呼び放し」となっています。





 Q3 PC制御の自動応答で相手が切断したにも係わらずオフフックのままになっています。

 A3

PC制御の自動応答では「回線の開放」はアプリケーションにて指示する必要があります。
これは、相手開放検出によるアプリケーションの「後処理」が終了するまでは、次の着信をさせない為によるものです。
よって、「回線開放」の実行は、次の着信に対するアプリケーションの「準備完了」を意味します。
但し、INS64の場合はアプリケーションが「回線開放」を実行しない場合でも、30秒後にはNTT側のタイムオーバーとなり次の着信を受け付ける場合がありますので注意が必要です。





 Q4 携帯電話への自動発信で、リングバックトーン前の「プッ、プッ・・」音による誤動作はありませんか?

 A4

携帯電話への自動発信時には、リングバックトーンの前に短い400Hzの「プッ、プッ・・」音が聞こえて来る場合があります。
MX−6000CTIアダプターは、この音とリングバックトーンの400Hzを完全に区別します。
また、電波が届かない等のメッセージ音声とも区別しますので、携帯電話への発信においても問題ありません。
但し、網からの相手応答の情報を検出し、それが留守電等のメッセージであった場合は認識できません。





 Q5 音声再生中のDTMF信号が検出出来ない場合があります。

 A5

アナログ回線で音声再生中のDTMF検出の精度を高めるには、エコーキャンセルの技術が必要になります。
MX−6000CTIアダプターは、このエコーキャンセルをサポートしていますが、出荷時設定はエコーキャンセルをしない設定となっています。

パラメータ設定「CH別設定」->「アナ局(1)」の「エコーキャンセル」設定を「短EC」として下さい。
*現在「短EC」以外のエコーキャンセルはサポートされていません。

既に、「短EC」設定となっている場合には、音声再生レベルが高すぎないか確認願います。

INS64回線では、エコーキャンセルの設定は有りません。





 Q6 MX−6000CTIアダプター内部固定メッセージ音声の録音・登録方法は?

 A6

 製品添付CD−ROM内の「音声データ作成ユーティリティ(WM6Wave,exe)」によって録音・登録が出来ます。
 録音は、本体「マイク端子」からの直接録音、または「LINE入力端子」へのオーディオ機器接続のいずれかが可能です。
 マイクは、3.5Øステレオミニプラグのコンデンサマイクをご使用願います。 ダイナミック型マイクの場合、ご使用になれない場合が有りますのでご注意願います。
 入力された音は、L・R加算されたモノラルとなります。
 マイクは添付されていません。 お客様にてご準備ねがいます。

 録音された音声は、CCITT µ−Law、8kHz、8ビットモノラル (1秒当たり8000バイト)のWindowsのWAVEファイルにて保存されます。
 PCのWAVEサウンド機能による録音でも、同一フォーマットの音声ファイルが作成できますので利用できますが、サウンドカードやサウンドチップの種類によっては、音声品質が悪い場合がありますのでご注意願います。

 作成されたWaveファイルを「固定音声番号リスト登録ダイアログ」にて音声番号を付加し、MX−6000CTIアダプター内のフラッシュROMに書込みを行えば登録完了です。
 登録可能なファイル数は31個ですが、トータル392,928バイト(48秒)以内の制限が有ります。





 Q7 ガイダンス音声の作成を依頼できますか?

 A7

弊社においてガイダンス作成は出来ませんので、専門の会社を紹介させて頂きます。

製作会社の案内は、添付CD−ROMの \Voice\sample を参照願います。
また、\Voice\sample\announcerにプロのアナウンサー15名のサンプル音声が収録されています。

CD−ROMに紹介されています製作会社に依頼される場合は、「ウィンテック製MX−6000CTIアダプターで使用する音声」と言って頂きましたら、音声フォーマット、録音レベル等基本的な仕様は伝わります。

録音レベルの基準は、弊社添付音声(\Voice)が基準となりますので、同一レベルまたは大小を指定して下さい。





■アプリケーション開発についての質問

 Q1 MX−6000CTIアダプターを制御するために必要なパソコンのスペックを教えて下さい。

 A1

●プロセッサ
 クロック周波数1GHz 以上
 32bit(x86系)、および64bit(x64系)プロセッサに対応します。
 ※IA-64プロセッサには対応していません。
 ※2個以上のプロセッサを搭載したPCについては動作未検証です。

●メモリー
 512Mbyte 以上 (1Gbyte以上を推奨)
 ※アプリケーションの仕様によっては、上記以上のスペックを必要とする場合があります。

●対応OS
 Windows Server 2022 Standard
 Windows Server 2019 Standard
 Windows Server 2016 Standard
 Windows Server 2012 R2 Standard
 Windows Server 2012 Standard
 Windows Server 2008 R2 Standard + SP1以上
 Windows Server 2008 Standard + SP2以上 (32bit、64bit)
 Windows Server 2003 R2/2003 Standard + SP2以上 (32bit、64bit)
 Windows 11 Pro
 Windows 10 Pro (32bit、64bit)
 Windows 8/8.1 Pro (32bit、64bit)
 Windows 7 Professional + SP1以上 (32bit、64bit)
 Windows Vista Business + SP2以上 (32bit)
 Windows XP Professional + SP3以上 (32bit)

※上記の日本語版OSに対応しています。
※32bitはx86系、64bitはx64系プロセッサ版OSであることを示します。
  (IA−64プロセッサ用OSには対応していません)
※上記以外のOS、記載されていないエディッション、および仮想環境下のOSについては、動作
  未検証です。
※本SDKを使用した「Windows ストア アプリ」開発については、非対応です。
  (ユーティリティやサンプル等のソフトウェアは、「デスクトップ アプリ」として提供されています)
※サーバーOSについては、「Server Core」版には対応していません。





 Q2 ソフトウェア開発キット(SDK)に対応しているプログラム開発環境を教えて下さい。

 A2

開発言語は、下記に対応しております。
 Microsoft Visual Studio 6.0 (C++、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2005 (C++、C#、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2008 (C++、C#、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2010 (C++、C#、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2012 (C++、C#、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2013 (C++、C#、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2015 (C++、C#、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2017 (C++、C#、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2019 (C++、C#、Basic)
 Microsoft Visual Studio 2022 (C++、C#、Basic)

※何れも、日本語版で且つ、32bit(x86)、および64bit(x64)用のデスクトップ・アプリケーション開発
  に対応しています。 (IA-64版には対応していません)
※VC++用のアンマネージド・ライブラリは、上記の全「Visual Studio」に対応しています。
  なお、64bit(x64)版は、「VC++ 2005」以上に対応しています。
※本SDK用の.NETライブラリは、「.NET Framework v2.0以上」に対応しています。  ただし、
  .NET対応言語については、VC#、および.NET版VBのみ動作確認を行っております。
※SDK関数、およびデータ型の各リファレンスには、VC++、VB6.0、VC#、.NET版VB、それぞれ
  の書式が記載されています。





 Q3 作成するアプリケーションからは、どのような手法でMX−6000を制御するのですか?

 A3

アプリケーションは、ドライバ・ソフトウェアから提供(DLLからエクスポート)されているAPI関数によって、MX−6000を各チャネル毎に制御します。
 (SDKには、API関数を外部宣言するためのモジュール・ファイルが含まれています)
 「外線発信」「回線解放」「音声再生/録音」等の個別機能毎に複数のAPI関数が用意されています。

なお、OCX等のコンポーネントは提供されていません。
(発信者番号等、一部の情報取得はサポートされています。)
また、多チャネル同時制御はアプリケーション側で実現する必要があります。





 Q4 MX-6000から通知される発信者番号や着信等の情報を、アプリケーションで取得する方法は?

 A4

次の2通りの手法があります。

 (1)タイマー・イベント等よって、アプリケーションが取得用API関数を定期的に実行
 (2)ドライバが提供しているコールバック機構を利用

(2)の手法は、アプリケーション内のコールバック関数によって、MXから通知された時点で取得できます。
 ※Visual Basicでは、コールバック機構は利用できません。





 Q5 音声再生/録音は、アプリケーションからどのように操作するのですか?

 A5

音声再生/録音は、次の3通りの手法があります。

 (1)WAVEファイルを指定して同期的に実行
 (2)WAVEファイルを指定して非同期的に実行
 (3)音声データの授受をアプリケーションが行って非同期的に実行

(1)(2)の手法は、WAVEファイルによる音声データの転送(読込/作成)が、ドライバによってバックグランド処理されます。
 従って、アプリケーションはWAVEファイル名を再生/録音用関数に指定するだけで、音声転送が自動的に行われます。
 両者の違いは、音声転送の終了方法に現れます。
(1)では、音声転送が終了された時点で、再生/録音用関数から復帰します。
つまり音声転送を開始したスレッドは、その音声転送が終了するまで他の処理は実行できません。

(2)では、音声転送が開始された時点で、再生/録音用関数から復帰します。
従って、アプリケーションは、音声転送の終了を監視する必要があります。
(終了監視は、タイマー・イベント等によって定期的にアプリケーションが監視用API関数を実行する手法と、コールバック機構を利用する手法があります)

(3)の手法は、アプリケーションが音声転送状態を監視して、MXに音声データを授受する必要があります。
アプリケーションが音声データを操作することにより、独自形式ファイル、あるいはLAN経由によって、音声転送を行うことができます。

 ※Visual Basicでは、同期処理やコールバック機構は利用できません。





■販売・契約・権利・アフターについての質問

 Q1 開発キットを使用して開発したアプリケーションを販売する時、ライセンス料が必要でしょうか?

 A1

ソフトウェア開発キット(SDK)を使用して開発したアプリケーションの販売におけるライセンス契約は不要です。
また、CD−ROM内の標準添付音声(アナウンサーサンプル音声は除く)、各種ユーティリティの使用も自由ですが、有償にて販売されることは禁止いたします。

CD−ROM内の全てのファイル(各種ソフトウェア、マニュアル、音声ファイル等)の著作権は、株式会社ウィンテックが所有しています。





 Q2 ソフトウェアに関するサポート契約などはありますか?

 A2

サポート契約は特に設定しておりません。

お問合せ等は随時受け付けております。 また年間質問回数等の制限も有りません。
但し、VCやVB等の開発言語ソフトウェアの基本操作に関するお問い合わせにつきましては、弊社ではお受け致しかねる場合がありますので予めご了承下さい。

ソフトウエア等のバージョンアップにおいてはホームページにて公開致しますので、お客様にて最新版をダウンロード願います。
バージョンアップの内容によっては、直接お客様にメール等にてバージョンアップの旨をお知らせする場合もあります。





 Q3 故障時のアフターサービス体制を教えてください。

 A3

標準センドバック保守と初年度より有償の代替機先出し交換保守の2種類が有ります。

●標準センドバック保守
 ご購入後1年間は、製造側に起因する不具合、部品等の初期不良に関しましては無償で修理いたします。
 但し、保証期間内であっても以下の場合は有償とさせていただきます。

(1)ご使用側に起因する不具合、故障。
(2)火災・地震・水害・落雷・その他の天変地異、公害や異常電圧による不具合、故障。
(3)ご購入後の輸送・移動時の落下等、お取扱いが不適当なため生じた不具合、故障。
(4)本機に接続された周辺機器障害等の影響による不具合、故障。

分解、改造された場合、以後の修理やお問合せには応じられない場合が有りますのでご注意願います。
保証期間の1年経過後の修理につきましては、修理によって使用できる場合には、ご要望によって有償で修理させて頂きます。
メンテナンス契約は設定しておりません。
・修理方法は全て「センドバック方式」にて対応させていただきます。出張修理は行っておりません。
・修理期間は概ね1週間から2週間を要しますが、それ以上となる場合もありますのでご了承願います。
・修理期間中の代替え機貸出は行っておりませんので、必要な場合はお客様にて予めご準備願います。

●代替機先出し交換保守サービス
 ご使用のMX−6000が故障した場合、代替機を弊社より発送いたします。
 故障機器と交換された代替機は、そのままご使用いただきます。
 *故障機器修理後の再交換はありません。
 落雷による故障も保証の対象となります。
 本サービスは初年度より有償となります。
 詳細は弊社までお問い合わせ願います。



 Q4 設置工事の依頼はできるのでしょうか?

 A4

弊社では設置工事は行っておりませんので、お近くのNTTまたは交換機ディラーまたは工事会社にご依頼願います。
設置工事に関するお問合せは常時受付けております。
また、工事担当者の方と直接お話させて頂くことも可能ですので別途お問合せ下さい。






上記に記載されている「Microsoft Visual Studio(C++、C#、Basicの各製品を含む)」、「Microsoft .NET Framework」、「Microsoft Windows Server 2022/2019/2016/2012R2/2012/2008R2/2008/2003R2/2003、2000 Server、11/10/8.1/8/7/Vista/XP/2000/NT/Me/98 Second Edition/98/95」は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
その他、記載されている会社名、商品名は各社の商標、登録商標です。



お問合せ   info@k-wintec.co.jp

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